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栗原 和男*; 平野 優*; 廣本 武史*; 田村 格良; 玉田 太郎*
no journal, ,
生体高分子を測定対象とするBIX-3, BIX-4(JRR-3炉室設置)は、これまでに21つの構造を中性子結晶回折法により明らかにしている。装置を高性能化することで試料対象や測定可能領域を広げることができれば、量子生命分野への適応も含めた今後の発展が大きく期待できる。そこで、(1)測定可能な回折データ分解能dの高分解能化を実施するとともに、(2)長波長中性子ビームラインを利用した高分子量タンパク質を測定可能にする回折装置設置の検討を進めている。(1)BIX-3,4ではモノクロメータをSi(111)結晶からSi(311)結晶に変更することで、より短波長な単色中性子を得て高分解能化を実現した(BIX-3,4: d=0.8, 0.7。(2)バックグラウンドの低いビームホールにあるJRR-3冷中性子ビームラインの高強度化が進められていることから、BIX-3,4の片方をビームホールに移設することを検討している。検討装置が利用する長波長ビーム内の角度分散の利得成分を計算機シミュレーションし、高分子量タンパク質に対する検討装置の測定性能を評価している。本発表では、これまでの高性能化の実施・評価結果を報告する。